書籍:ウエティコ・神の目を見よ

聖なる愛を求めて
〜ナチュラルスピリット〜

著者名 ジョーン・ガトーソ
出版社名 ナチュラル・スピリット
定 価 2,400円+税
出版年月日 2001年1月11日

著者のジョーン・ガトーソはキリスト教の中でも最もリベラルな教えで知られる、ユニティー教会の牧師を長年務めている人です。その間に多くの男女が結ばれ,別れるという過程を、カウンセラーとして見つめてきました。自分自身、2度の結婚に挫折し、男と女の関係の本質を求めていく中で、『奇跡についてのコース』との出会いがありました。

『コース』はすべての人間関係は“聖なる関係”か“特別な関係”のどちらかであるといいます。著者はこの教えを軸にして、おおいなる悟りを開き、自らもソウルメイトと出会い、今では、『コース』のこのコンセプトを土台にしてカウンセリングを行っています。そうした体験に基づいて書かれた、きわめて具体的な示唆に富む本書は、読者にきわめて有用な道標となると思って翻訳させていただいたのです。

次に、著者によって書かれた、本書の序文を紹介します。

<序文>

デービッドがそれを知ったのは10歳の時でした。私の場合はもっと遅くて、たぶん、14歳の時だったと思います。

魂の完璧なパートナーによる、男と女の愛情に満ちた関係が可能であると感じたのです。このパートナーは自分の満たされない部分を満たしてくれるのではありません。完全に満ち足りた内なる自分、つまり、スピリットを完璧に補完してくれる存在です。デービッドと私は50年代、60年代のアメリカの中西部の小さな町で育ちました。ですから、そのような愛情に満ち足りた関係のお手本にたくさん触れる機会があったわけではありません。思春期に、ソウル・メイトとか、喜びに満ちた男女の関係などという言葉は一度も耳にしたことはありませんでした。それでも、私達は知っていました。男と女が共に本当の意味で生きることができる関係が可能であることを。二人の探求は、その関係が遂に発見されるまで、止むことはなく続いたのです。

当時の女性の一般的な考えは、男はよく見ても我慢してあげなければいけない存在だというものでした。“男と一緒にはやっていけないけど、男がいなくてもやっていけない”。男の方も女性について同じようなことを言っていました。男と女の戦いの中で、両陣営は怒りと敵意と失望と残忍なばかりの思いで武装し、戦争は何年も続きそうな気配でした。たいていの男女関係では、パートナーをなんとか操って自分の満たされない願望を実現するために戦いを繰り広げる。これは、今も昔も変わりはありません。 それでも、これとはまったく違った可能性があるという信念の炎は燃え続けていました。この内なる確信を支える具体的な証拠はどこにもありませんでしたが、私はその可能性を見失うことはありませんでした。デービッドもそうだったようです。彼は二度結婚し、二度離婚していました。

私は魂のレベルで、男女関係は神聖なものであって、地獄のようなものではないことを知っていました。誰かを愛するということは、いつもその人を愛するということで、私がして欲しいことをしてくれたり、言って欲しいことを言ってくれる時だけ愛することではないはずだと思っていました。愛は無条件でなければならず、そうでなければ愛ではないと思っていたのです。男女が一緒にいるのは簡単なことで、仕事のように努力しなければならないものではないはず。当然のことながら、相手に対してはやさしく、思いやりをもたなければなりません。一緒にいてくつろげるような関係。共通点もたくさんあると同時に、お互いの違いも尊敬できる。本質的な部分でぴったりと合っている。

夫であるリチャード・バックの著書、“A Bridge Across Foever”の中でレスリー・パリッシュ・バックはこう言っています。“ソウルメイトとは、私が持っている鍵に合う錠をもち、私の錠に合った鍵を持った人である。自分の心の錠を開けても良いと思うほど安全に感じれば、本当の自分が姿を現して、完全に正直にありのままの自分でいることができる。そして、振りをしている自分ではなく、ありのままの自分のままで愛される。”

神も一緒に知ることになるでしょう。セックスは簡単で、しかも、喜びに満ち、それでいて、まばゆいばかりのすばらしさの一部であるに過ぎません。他の男女を自分たちの関係に対する脅威だからと退けるような愛ではなく、むしろ抱擁するような愛。そのような関係が実現すれば、毎日の生活の中で天国を体験することができるはずです。

“人との出会いがあるように、本との運命的な出会いもある”とエリザベス・ボーウエンは言いました。1976年の11月、『ア・コース・イン・ミラクルズ』というスピリチュアルな本と私は出会いました。マリアン・ウイリアムソンは、この本は、"スピリチュアルな心理療法の自習書"であると言っていますが、私もまったく同感です。『コース』の勉強を始めると、私の魂はそのスピリチュアルな教えに深く共鳴しました。教えそのものは、ユニティー教会や瞑想を通じて体験しつつあったものと同じでしたが、人生の側面の一つ一つにはっきりと焦点が合って、明確になったのです。『コース』は私のスピリチュアルな理解の土台となっています。人間の関係についての『コース』の教え、そして、それがどんなにすばらしいものであり得るかという教えは、私がこれまでの人生で触れたどんな教えよりも明確に、しかも、上手に説明されています。

『コース』のスピリチュアルな原則を学び生活に応用し始めたとき、まったく新しい道に足を踏み入れることになりました。その道を通って、様々な教えやスピリチュアルな冒険へと誘われてきました。私の人生は急展開を遂げ、人生そのものをまったく異なった見地から見るようになり、これまで教えられたことのないやり方で男女関係を見るようになったのです。

魂のレベルでは真実であると知っていたことを、『コース』の教えの中で確認することができました。争いのない愛、過去を完全にゆるすこと、男女関係を通して幸せを目指すこと、男女の関係はそもそも神聖なものであること、こうしたことのすべてが可能であると『コース』は教えてくれます。私はこれらの真実を信じて、信じられない変容の旅に出ました。あなたもこの旅に出ることができます。私は『愛のコース』の中で、この旅をあなたと一緒に歩んでいきたいと思います。

本書の最初の部分では、男女関係の現在の在り方をみてみます。現在の男女関係の在り方を正直に注意深く見てみれば、ほとんど誰もが、機能していない基準で妥協していることがほの見えてきます。つまり、スピリットから生まれた関係ではなく、エゴから生まれた関係の中にいることが見えてきます。

本書の後半では、受け入れられない現状の在り方を乗り越えて、男女関係において何が可能なのかを探ります。地獄から神聖な関係に至る旅の一歩一歩を詳しく説明し、読者のあなたもこの旅に出て、生まれ変わったような新しい関係を持てるようになって欲しい、それが私の願いです。

この旅の終わり、それは神聖な関係です。それが本書の最後の主題です。神聖で、あなたを変容させる関係とはどういう関係なのでしょうか。二人の男女をソウルメイトにするのは何なのでしょうか。ここでは、私自身がどのようにしてソウルメイトと出会ったか、時空間を越えて愛によって結ばれた奇跡的な経過をシェアしたいと思います。それに加えて、愛情に満ちたすばらしい関係を持っている他のカップルの祝福された絆もシェアしようと思います。これらのシェアリングを通して、ソウルメイトの愛情表現に見られる共通性を浮き彫りにしたいと思うのです。あなたが既に神聖な関係の中にいないのであれば、本書は道具を提供できるはずです。男女関係がいつも失敗するパターンから、簡単で、楽しくて、エネルギーを与えてくれて、愛情がいっぱいで、幸せで、健康で、自由な関係を築くための道具です。

私は『コース・イン・ミラクルズ』のスピリチュアルな原則をしっかりと捕まえ、私自身のスピリチュアルな信念でもって、自分の人生に徹底的に応用してみました。その結果、犠牲者意識からはい出すことができ、すべてのことに関して自分が責任者なのだと理解できるようになりました。恐れや傷、人との分離といった状況から抜け出して、愛と安らぎと至福の状態に入ることができたのです。

私はやった!あなたにだってできる。それは単なる可能性じゃない。人生とは本来そうなるべきはずのものです。あなたも既に気づいているかもしれません。私が大切にしているリチャード・バックの言葉を受け取って欲しいと思います。“夢が与えられていれば、それを実現する力も必ず与えられている。しかし、そのために努力しなければならないかもしれない。”

1986年、7月25日、ソウルメイトと私の出会いがあり、私達は神に向かって一緒に歩き始めました。本書は私達のスピリットの成長を辿った物語です。心が一番よく知っていることに、息を吹きかけて生命を与え、現実にした物語です。

正直言って、ここまでたどり着くのは楽ではありませんでした。でも、デービッドは待つだけの甲斐がある人だったし、努力して目指す価値のある人でした。あなたもまた、生命を新たに力づけられるような愛を体験されますように、私は心から願い、祈ります。

この世界が男女の関係を見る見方にはぜったいに働かないものもあります。同時に、ほんとうにうまく働いてくれる見方もあります。私はそれを発見しました。その見方を手に入れれば、あなたも、今、真の愛を手に入れることができるのです。

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