文部省指定

学校図書館情報化・活性化推進モデル地域事業

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1.学校図書館情報化・活性化推進モデル地域事業について  

(1)指定を受けるまでの経緯 

    河口湖町の図書館のあゆみは、昭和29年に山梨県下で最初の図書館法による村立図書館として発足し、
昭和30年に町村合併により町立図書館となった。 地域住民の要望により昭和50年に町立図書館司書1名と
町内の各学校図書館に司書4名を配置した。学校ばかりではなく地域住民への総合的な読書活動を支援する
目的で町内の4地域に町立図書館の分館を設置し、週1日(当時午後1時〜8時)ずつ学校司書が勤務する体
制をしき、町内全域の図書館サービス網の基盤を整えた。人口約18,600人弱の小さな自治体ではあるが、
管内の図書館網はシステム化され、司書の人的ネットワークにより利用者に求められる資料を届けてきた。

   平成3年には、『山梨県図書館情報ネットワークシステム整備検討委員会』が発足し、当町でも当初より参加
しながらネットワーク構築のための情報収集や研修を重ねた。

    平成5年11月から、まず公共図書館である町立図書館の電算化準備を始めた。図書館を開館しながら、当
時6万冊の資料のバーコード貼付及び資料データの作成作業(CD−ROMからのダウンロード方式)そして、
利用者データの入力作業等を職員が行った。これは、委託業者に頼らない安価な方法であるが、この準備作業
には学校図書館司書4名の協力も得られ、人的ネットワークの成果として、順調に6ヶ月後の平成6年5月に電
算化をスタートさせることができた。

    同年11月に、山梨県内の公共図書館の資料データ70万件を一括管理する総合目録型『山梨県図書館情報
ネットワークシステム』が稼働、データ提供館として当町も参加し、県内の公共図書館間の相互協力の強力なツー
ルとして価値を発揮した。課題とされた物流面も宅配や県立図書館の巡回サービスに支えられ、利用者からの要
望に迅速に対応できるシステムとしての真価が広く認められた。  

   町としての次の課題は、学校図書館の電算化と望ましい町内ネットワークの在り方に対する検討であった。
当町では『管内学校図書館・公共図書館合同ネットワーク研究会』を数回にわたり開催し、実務担当者が一堂に
会し学校図書館システムの選定や総合目録型のネットワーク構築を決定していった。それらの経過の中で、文部
省の『学校図書館情報化・活性化推進モデル地域事業』の情報を得るところとなり、同事業の指定を受けるに至った

               
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(2)組織 

    この事業を推進するにあたり『河口湖町学校図書館情報ネットワーク推進協議会』『ネットワーク小委員会』
『ネットワーク実務担当者会』を組織した。さらに、当事業参加の各実践研究校については、学校毎に『学校図書館
運営協議会』を組織し研究を進めることにした。具体的な要綱とこの事業にご協力いただいた各委員の名簿は、次
の通りである。

  1. 河口湖町学校図書館情報ネットワーク推進協議会要綱   

(目的)

第1条 河口湖町内の各学校図書館の電算化を図り、ネットワークを推進するため、河口湖町学校図書     館情報ネットワーク推進協議会(以下「協議会」という。)を設置する。(事業)

第2条 協議会は、河口湖町立図書館(以下「センター館」という。)と各学校を結ぶネットワークシステムの構築のため次の事項について調査、研究を行う。

   1 各学校図書館の電算化の計画立案と構築
   2 ネットワークシステムの計画立案と構築
   3 ネットワークシステムに係わる協定書の作成・締結・保有
   4 総合目録の作成
   5 理想とするセンター館の構想
   6 センター館と学校図書館の交流利用促進
   7 学校図書館の利用促進
   8 司書教諭の育成
   9 資料の物流システムの構築
   10 その他、必要があると認められる事業

(委員)

第3条 河口湖町教育委員会(以下「委員会」という。)は、センター館とネットワークで結ぶ次の学校の代
表者及び委員会が必要と認める者を協議会の委員として委嘱する。
   1 山梨県立富士河口湖高等学校
   2 河口湖町立河口湖北中学校
   3 河口湖南中学校組合立河口湖南中学校
   4 河口湖町立船津小学校
   5 河口湖町立小立小学校
   6 河口湖町立大石小学校
   7 河口湖町立河口小学校

(委員会)

第4条 協議会に委員長を置き、河口湖町立図書館長をもって充てる。
   2 委員長は、委員の中から副委員長を2名推薦することができる。

(会議)

第5条 協議会に次の会議を置く。
   1 協議会会議
   2 ネットワーク小委員会議
   3 実務担当者会議
   2 協議会会議は、必要に応じ、委員長が招集し、会議の議長となる。
   3 ネットワーク小委員会議は、必要に応じ、委員長が招集し、会議の議長となる。
   4 実務担当者会議は、必要に雄応じ委員長が招集し、事務局及び担当司書をもって構成する。
   5 委員長は、会議に必要があると認めた場合、他の者の出席を求めることができる。(事務局)

第6条 委員会内に事務局を置き、協議会の庶務事務は、センター館がおこなう。

第7条 この要綱の定めるもののほか、運営に関し必要な事項は別に定める。

    附則
    この要綱は、公布の日から施行する。

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 (3)研究計画    

          研究主題

     実践研究校(小学校4校、中学校2校、高等学校1校)の学校図書館に情報ソフトや情報手段を整備し、
  公共図書館との情報ネットワークの構築や情報化時代の学校図書館の在り方に関して調査研究を行う。

  1. 研究の全体計画

       .     第1年次

                 実践研究校7校へのパソコンの設置と学校図書館の電算化準備作業開始

       .     第2年次

                 各実践研究校学校図書館の電算稼働と学校図書館の活用研究

       ウ.      第3年次

                  研究校7校と町立図書館の資料総合目録の構築とネットワークの開始及び学校図書館の
                  活用研究

         動くハート小.gif (1005 バイト)  動くハート大.gif (7124 バイト)

 (4)研究内容と具体的な取り組み

平成8年度

         ア.   河口湖学校図書館ネットワーク推進協議会委員の委嘱と運営(30名・年2回実施) 
         イ.   ネットワーク実務担当者会実施(年3 回)                    
         ウ.   各実践協力校での学校図書館運営協議会の設置と運営
         エ.   大垣市・興文中学校視察研修風景
         オ.   実践研究校の山梨県生涯学習情報「まなびワークシステム」への加入申請
         カ.   実践研究校の学校図書館電算稼働準備は、各学校の職員体制の中で実施
                  (稼働の時期とそれまでの作業は各校で検討し実施)
                ・ ネットワークに係わるバーコード仕様の決定後町立図書館で印刷し各校に配布
                ・ 各実践研究校でバーコード貼付作業
                ・ 各校へ学校図書館システムの設置
                ・ 各校へCD−ROMの配布(データ入力及び検索用ツールとして活用)
                    ・ 資料データ作成作業の開始

平成9年度

        ア.   各実践研究校は、電算化準備作業継続
                ・ 資料、利用者(児童、生徒、教職員)データ入力及び利用者カードの作成
                ・ パソコンによる蔵書整理実施                    
             ・ 学校図書館の電算化稼働  

    河口湖学校図書館ネットワーク推進協議会委員の運営(30名・年2回実施)

        ウ. ネットワーク小委員会実施(年4 回実施)                   
              ・ 総合目録型ネットワーク構築の検討と準備           
         ・ 相互貸借規約と物流体制の検討
               ・ 資料の分担収集についての検討
        エ. 各学校図書館運営協議会による図書館利用に関する研究実施            
        オ. 千葉県市川市モデル事業先進地視察研修
        カ長野県「読書の学校」調べ学習研修会出席              
   キ山梨県早川町早川南小学校「学校図書館活用研究発表会」出席 

平成10年度                               

    ア河口湖学校図書館ネットワーク推進協議会委員の運営(30名) 
       イ実践協力校、センター館の電話回線の設置              
    ウ相互貸借規約の構築と物流体制の確立
       エ. 実務担当者会実施(5回実施)
       
. 実践研究校へ山梨県生涯学習情報「まなびネットワークシステム」のインストール
                 (インターネット接続環境の整備)
      カネットワークセンター館としての町立図書館システムのリプレイス実施
       町立図書館インターネットプロバイダ加入  (ホームページ作成)
      ク実践協力校7校と町立図書館から総合目録作成のための資料データ抽出
      ケ11月9日 「河口湖町図書館情報ネットワークシステム」稼働式実施 
        町内の小学校4校、中学校2校、高等学校1校、大石・河口分館を含む公共図書館の
            町立図書館の8つの図書館の資料書誌データを、1カ所に管理する総合目録型のネット
            ワークシステムが完成し、センター館となる町立図書館において稼働式を行った。
            稼働式までの経過報告をするネットワーク推進協議会委員長稼働式のセレモニーでは、
            各実践研究校からネットワーク推進協議会委員長宛にコンピュータで電送されたメール
            等の紹介も行った。各校からは次のメールが届いた。

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実践研究校からのメールを受信する教育委員長

   河口湖町図書館情報ネットワークシステム化、大変おめでとうございます。学習、文化スポーツ等、幅広
い学習活動を行う時、ネットワークを通じていつでも身近なところで情報が得られると同時に、積極的な支
援活動ができるシステム。驚きと将来に向けての希望でいっぱいです。
   また、調べ学習の推進と学校図書館の利用指導の推進という両面からも大変うれしく思います。

                                                                                  河口湖北中学校 校長 渡辺武郎

  
   「河口湖町図書館情報ネットワーク」起動をすごく嬉しく思います。そして、「学ぶ」を本当の「自ら学ぶ」に
していかなければならないのだと、決意を新たにしました。最新のシステムを生かすのは、利用するわたし
たち一人ひとりにかかっているのですから
                                                                                
                                                                                                  河口湖南中学校校長   金勝武鑑


    「河口湖町図書館情報ネットワーク」の稼働は、児童の自ら学ぶ力をさらに発展させてくれる大切なもの
です。本校では、システムの活用を全校で推進していく考えです。

                                                                             船津小学校 校長 田村博文


   「河口湖町図書館情報ネットワーク」の稼働を心からお喜びします。図書館利用が、益々拡大するよう努
力します

                                                                               小立小学校 校長 古屋征人


   楽しみにしていた「河口湖町図書館情報ネットワーク」の稼働を大変嬉しく思います。ネットワークを活用
して、良い本を沢山読み、また学習にも大いに生かしていきたいと思います。

                                                                                 河口小学校 校長 蒔田宗人


   「河口湖町図書館情報ネットワークの稼働」誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
実践協力校として、このシステムを充分に活用し、学校図書館の充実と「調べ学習」の充実に役立てたいと
思っています。

                                                                                  大石小学校 校長 中村公明

 

    

     コ..   10月1日 「学ぶ力を育てる調べ学習入門」と題して、教育委員会が主催で実践研究校の教職員を
          対象として調べ学習講演会を実施した。講師は山崎哲男先生をお迎えし、調べ学習の指導法と図書
          館の利用指導についてのお話を伺った。68名と大勢の参加者があった。

     サ. 各実践研究校で各校の研究テーマに沿って研究講演会を実施した         

                         10月 4日  船津小学校研究講演会実施「読書活動推進日曜教育講演会」           
                                        講師:美咲蘭先生    対象:全校児童・父兄・全教職員

                         10月20日  小立小学校研究講演会実施「2学年へのブックトークによる読書指導」
                                 講師:蔵元和子先生   対象:2 学年児童と全教職員

                         10月23日  河口小学校研究講演会実施「読み聞かせと 本とどう親しむか」 
                              講師:中村順子先生   対象:全校生徒とその父兄、教職員

          booka3d1.gif (1681 バイト)     10月28日  小立小学校研究講演会実施「4年生及び6年生にブックトークと読書指導」  
                                                                            「ブックトークと読書指導の学習会」  
                                講師:蔵元和子先生   対象:4.6年児童と全教職員

                         11月4日   大石小学校研究講演会実施「情報基地としての学校図書館のあり方」
                                            講師:高橋元夫先生       対象:教職員                       

                         11月18日  河口湖南中学校研究講演会実施「ブックトーク 読書の楽しさ」 
                            講師:中村順子先生   対象:1年4組、全教職員

                           1月27日  河口湖北中学校研究講演会実施「1年生と2年生へのブックトーク」
                                                                                         「調べ学習とブックトークの校内学習会」
                                             講師:蔵元和子先生       対象:1.2年生と 全教職員

                           2月16日  富士河口湖高等学校研究講演会実施「活字に親しむ (私の知的生産技術)」
                                             講師:佐藤美智代先生 対象:図書委員及びクラスの希望者

     シ. 図書館用電子資料を各学校の希望により購入した。             

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(5)研究成果                               

  1. 各学校図書館の電算化完了

           ア.   学校図書館システム『SCHOOL-ILIS 』を採用し、各校教職員の協力により、安価でデ ータベース
                化が実現できた。今後購入する資料のデータ作成にも、CDーROMが活用できる。
           イ.   パソコン管理で各学校図書館の貸出、返却、各種統計の作成が素早くできる。
           ウ.   自校図書館資料の検索と所蔵資料の所蔵状態の検索が可能となる。
           エ.   件名による内容からの資料の検索が可能        
    オ.TR−CD(CD−ROM)検索による約170万冊の出版情報検索が可能。

    2.    河口湖町図書館情報ネットワークシステムを構築 

           ア.   町立図書館と実践研究校7校の資料書誌データを一括管理する総合目録型のネットワ ークシステ
               ムを構築した。サーバは町立図書館に置き、センター館としての機能を果たす。各学校から電話回線
               で総合目録内の資料(約14万点の図書・雑誌・ビデオ・CD・ファイル)の所蔵状態の検索・予約・受付
               ・相互貸借送付票印刷・メール機能・掲示版機能が活用できるようになった。
           イ.   このネットワークシステム完成までは、各学校は借受館でしかなかったが、総合目録 実現により、貸
               出館としての機能を発揮できるようになった。

     3.    インターネットの利用による情報収集

           ア.   生涯学習情報まなびネットによる生涯学習情報の検索が可能となった。山梨県図書館情報ネットワー
               クシステム検索による県内の公共図書館の資料の所蔵状態の検索が可能。
           イ.   国立国会図書館・国際こども図書館の資料情報、各種新聞情報、出版社等の新刊情報 等、さまざま
               なレファレンスに即応した各種ホームページの検索が可能。
     

     4.   県内の公共図書館の資料提供が受けられるシステムが実践研究校に定着 

               河口湖町図書館情報ネットワークシステムの総合目録にない資料については、町立図書館にFAXで
            依頼すると、山梨県図書館情報ネットワークシステム加盟館の協力を得て資料提供を受けられる。
                     (現在山梨県ネット加盟館は32館、蔵書数は約157万冊)

     5.    学校図書館の活用研究により、学校図書館の利用が活発化    

               各実践研究校で組織されている学校図書館運営協議会により学校図書館の活用研究が実施された。
            情報機器を活用した図書館教育の推進や読書指導の在り方、情報センター・読書センターとしての学校
            図書館の在り方、調べ学習や図書館の利用指導に関する研究に各実践研究校が取り組み、学校図書館
           への関心が高まりをみせた。

      6.    協議会や研究会の組織化と運営により円滑な事業展開ができた。  

 (6)ネットワーク参加館の声      しっぽを振る猫.gif (122373 バイト)

 1.船津小学校                            

   全教職員の協力体制により、事業3年目にネットワークシステムが稼働した。まだ稼働4カ月であるが、自校
において町内の小・中・高・町立図書館の蔵書を検索・予約できるので教師も注目している。学校図書館では、
教育過程にそった蔵書構成が必要であるが、やはり収集には無理がある。そこで、このネットワークシステム
を活用し、教師の授業の支援・子供達の授業の発展に役立てたいと思う。今後は学校図書館が「学習・情報セ
ンター」としての機能が果たせるよう、ネットワークシステムを活用し、情報・資料の収集、資料の整備・充実の研
究に努めたいと思う。

  . 小立小学校   
     
  電算化、ネットワーク化により、先生方に依頼された資料をすぐに提供できるようになった。自校にない資料を
すぐにネットワークを利用して検索・予約することができ、資料の収集がスムーズである。また、各個人・クラス毎
の図書館利用の統計をいつでもパソコンで明確に抽出できるので、先生方はこの統計を利用して、各クラス毎読
書指導に活用している。これからも、ネットワークを有効に活用し、学習や読書活動の支援に役立てていきたいと
思う。


3. 大石・河口小学校    
    

  平成10年11月9日に、町内にある全ての小・中・高と町立図書館とのネットワークが結ばれた。ネットワーク
化に伴い、マークの設定やマークのない本の入力などがあり他校にはない本を入力していこうという方向で作業
を進めた。ネットワークの中でマークのない本をどの程度まで入力していくかという線引きが、これからやられる
皆さんにとって課題ではないか。


4. 河口湖北中学校  

 我が校では、今年度より朝読書を行っている。朝のHR前の10分間を朝読書の時間として位置づけ、全校一斉
に実施している。本が好きでない生徒もこの時間だけは、それぞれ気に入った本を用意し真剣に取り組んでいる。
文部省の補助事業により念願の電算化が実現し効率よい図書館運営がなされるようになった。朝読書により読書
自体は浸透してきている。今後は授業の中でいかに図書館を活用していくかが課題である


5. 河口湖南中学校  

 12000冊を数える蔵書の作業には学校体制で取り組んだ。バーコードラベル貼りは図書委員会の生徒とボラン
ティアの生徒が、コンピュータ入力は職員が週1〜2時間の分担で。そのおかげで今年度からの稼働につなげるこ
とが出来た。稼働後は心配していたほどのこともなく、当番の生徒も利用する生徒も要領よく活用している。検索や
集計が能率的にできることも役立っている。
さらにネットワークを通して読書活動・学習活動の広がりを実感している。

6. 富士河口湖高等学校 

 本校では、現在17000冊のデータ入力を終え、自館稼働準備週中の段階である。あいにく校舎耐震工事と重
ったため、コンピュータ活用の中心は現在のところCD−ROMによる文献検索や入力済みの所蔵検索であるが、
利用者の要求により迅速に対応することが可能となった。今後条件整備が更に進むことにより図書館利用の可
能性を広げていくことができればと考えている。

7. 河口湖町立図書館                  

 ネットワーク稼働前から授業用として町立図書館からの相互貸借はあったが、稼働後その数は著しく伸びている。
その中で公共から学校への貸出がほとんどであったのに対し学校間同士での貸借も増えている。各々の蔵書数は、
はっきり言って大した事はないがこれが1つに集結するとなかなか強力なのである。事務処理は大変であるがうれし
い悲鳴である、今後は、調べ学習用の資料の充実のための予算化の実現と、事業で使用するということは何校かで
時期が重なる可能性が大きいので有効に利用できる方法を考えていく事が課題であろう。

 

(7)今後の課題    

 平成8年度からの3年間は、この指定事業の推進にあたっては、各実践研究校共に学校図書館主任と学校司
書の連携によりこの事業を進めた。しかし、研究課題の1つであった司書教諭の養成は、現時点において、これか
らの学校図書館における司書教諭の公務分掌上の方向性が明確化されていないため、『司書教諭資格取得講習』
を各校の全教諭を対象に募集してみたが、結果は受講者がでなかった。現状では、学校図書館を資料センターとし
て利用促進するためには、図書館主任と学校司書の連携は不可欠である。今後の司書教諭配置後の公務分掌の
内容により、司書の役割が変わっていくと思われる。
 また、同じく研究課題であった資料の分担収集については、担当者会議で検討した結果各学校は当分の間、各校
の資料構成に応じた選書が必要であるとの見解が出されている。これは、資料費の予算的措置が充分でないため、
分担収集に振り分けられる予算の確保がむずかしいとの理由があげられている。資料費の増額と資料の分担収集
は課題として残されている。
 各学校でTRCマークのない資料は、河口湖町学校図書館マークを作成し、入力すると全資料が総合目録内で検
索できるようになる。しかし、その時期については、学校図書館のデータが山梨県域レベルのネットワーク化に参加す
る可能性の有無が明確化されるまでは作らないことにした。全国的に学校図書館情報化の環境整備が進む中で、学
校図書館が他の自治体とどのようにかかわっていくのか、近い将来において検討されるべき課題であろう。

                                    
                           おじぎする.gif (9740 バイト)

                                  河口湖町学校図書館情報ネットワーク推進協議会では、
                      文部省指定の学校図書館情報化・活性化推進モデル地域事業で
                             平成8・9・10年度に取り組んだ実践記録集を作成しました。
                         『 公共図書館と学校図書館を結ぶネットワーク 』
                                                ー開かれた情報センターをめざしてー 

                              * 皆様のご要望で記録集をお送りさせていただいておりましたが、
                                 残部が少なくなりましたので、記録集の送付につきましては
                                         終了させて戴きますのでご了承下さい。                   

                           
                           ホームヘ.gif (5051 バイト)