株式公開のメリット
(1998.04.18)


以前,私は,ある女性から,こんな質問を受けました:「株式を上場したり店頭公開したりするメリットは,いったい何でしょうか?」

株式公開は,株式を証券取引所に上場したり,店頭登録して店頭市場で公開したりすることです.株式公開では,一定の基準をクリアしなければならないので,それなりのエネルギー(労力・費用)を必要とします.それでも公開するのには,それなりにメリットがあるからです.

【株主・投資家のメリット】

売買容易

  • 株式売買が容易になる.

    企業内容開示

  • 財務諸表を中心とした企業情報入手が容易になる.理由は,証券取引法などで企業内容等の開示(ディスクロージャ)が義務付けられるため.

    【経営者のメリット】

    資金調達容易

  • 広く一般からの資金調達が容易になる.理由は,株式,社債の発行を行いやすくなるため.


    信用向上

  • 営業や人材確保の面で有利になる.理由は,一定の基準(上場基準あるいは登録基準)をパスした企業ということで社会的信用が得られる上,マスコミに取り上げられることも多くなり知名度が上がるため.

    一般には,「経営者のメリット」が公開の意志決定の最大要因です.ただし,店頭公開する企業などでは,「経営者 = 大株主」となっている場合が多々あり,その場合,株主と経営者の利害は一致し,株式の売買が容易になるという「株主のメリット」も大きな要因となります.実際に,公開後に大量の保有株を売却して,何億円,何十億円という現金を手にして,アッという間に大金持になる経営者もいます.チャンスなのです,経営者として会社の価値を増大させた成果を現金化するための.大量の株式を保有していればの話ですが・・・


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