太子館 ガイド付きツアー

 

ガイド付きツアーの概要  

 ツアーの多くは1泊2日です。1日目に8合目太子舘までのぼり、仮眠をとり、ご来光に間に合うよう、夜中に太子舘を出発、山頂でご来光を拝んで5合目に下山という行程です。5合目から8合目、8合目から山頂、山頂から5合目は、それぞれ4時間ほどかかります。

 ツアーには添乗員のほかに、ガイドがつきます。ガイドというと観光案内をするものと思われがちですが、それだけではありません。彼らは登山経験者で、山に関する知識がある、いわゆる「登山ガイド」です。道にあった歩き方、安全な歩き方をアドバイスしてくれます。また上級救命講習を受けているので、途中で気分が悪くなったり、ケガをしたりした時には、適切な処置をしてくれます。

 登山中は常に先頭が【ガイド】、次に【お客さま】、最後尾に【添乗員】、という順番で歩きます。ガイドは道を熟知しているので迷う心配はありません。また、この順番で歩くことで、お客さんがガイドを抜いたり、添乗員に抜かれたりしない限り、迷子になる心配もありません。普段山に登らない人は歩くペースがわからず、速く歩きすぎて疲れてしまいますが、ガイドが先頭でゆっくりしたペースを保ってくれるので楽に歩くことができます。また、ゆっくり歩くことは高山病の予防にもつながります。 一定のペースで歩くとはいえ、登りっぱなしでは疲れてしまいます。しかし、休憩ばかりでは先に進みません。では一体どうすれば効率良く登ることが出来るのでしょうか?

  ツアーでは一回の休憩時間は短めですが、こまめにとります。へとへとになる前に休憩して、体が冷えないうちに歩くので、疲れがたまりにくく、着実に進むことができるのです。天候や道の混雑具合などによって変わることもありますが、目安としては20分〜30分歩いて5〜10分の休憩といった流れになります。 休憩中は、ガイドが遠くにみえる山々を解説したり、高山植物を紹介したりしてくれます。雄大な展望、可憐な草花に、しばし疲れを忘れます。 以上のように、登山初心者で自信のない方でもツアーに参加することによってガイドのサポートを受け、安全に登山することが出来ます。


ガイドツアーの行程

 ここでは実際に皆さんが登山するルートを写真つきで分かりやすく紹介します。富士登山が初めての人はこのページを見て参考にすることをオススメします。一度登った人は自分の登山のときを思い出して見てください。

※写真と実際の登山道は、毎年整備をしていますが荒天により道が荒れている場合がありますので注意してください。また季節、時間などによって登山道が暗い場合がありますのでその点を注意してください。

※このページは太子舘を利用する1泊2日のツアー向けに作られています。同じ太子舘を利用するツアーでも日程が異なる場合は行程も異なってきます。

一日目 5合目〜 1日目は5合目から太子館まで約4時間の行程です。
  6合目〜  
  7合目〜  
  太子館 太子館に到着です。明日の出発に向けて休みます。
二日目 太子館〜 2日目はいよいよ富士山頂上でのご来光です。 頂上まで約4時間です。
  本8合目  
  富士山頂上 頂上では
  下山 頂上から5合目まで約4時間半です。

 

五合目〜

 まず最初につくのが5合目です。5合目までは自動車道が通じていますのでドライブで富士山を見に来るだけの観光客もここまで簡単に来ることができます。

 5合目にはバス駐車場の他におみやげ屋が数件あります。バスで到着するとたいていこの建物のうちのどれかに案内されます。その中でもほとんどが小御岳神社・売店・スカイパレス・雲上閣などに案内されます。このとき休憩した建物は下山のあと五合目に帰ってきてからも着替え、集合などに使うので場所を忘れないようにしたほうが後で迷わなくなります。

 それと出発前の記念に集合写真の撮影ポイントがあります。天気がよければ写真の背景は富士山が頂上まで写ります。もちろん普通に頂上を見ることもできます。


5合目

小御岳神社

みはらし

スカイパレス

雲上閣

 さあ、準備が整ったら出発です。
 お客様を先導するガイドが行程、出発に際して諸注意を説明いたします。

 最初のうちは道が広く、ゆるい下り坂ということもあり、歩きやすいため、オーバーペースに なり、ガイドを追い越してしまいがちですが、ガイドの歩くペースが経験に基づいた最適なペースなので、ゆっくりだと感じても準備体操のつもりで体をならすようにしましょう。

 また、ときどき馬や車が通るので道いっぱいには広がらず山側を歩くようにしましょう。車が脇を通るので崖側を歩くと大変危険です。

 20分ほど歩くと分岐が見えてきます。ここが泉ヶ滝(いずみがたき、せんがたきです。ここからいよいよ本格的な登りになります。最初の登りなので途中休憩を入れながら樹林帯の中上っていきます。樹林帯を抜けていくと、石畳が出てきます。石畳は雨が降ると大変滑りやすくなりますから足を滑らせないように注意して登りましょう。

 石畳を登り終えると落石よけのシェルターと呼ばれるトンネルが見えてきます。シェルターは土砂や落石の起きやすい場所にある登山道が塞がれてしまうのを防ぐ為に作られたものです。

 シェルターを通り抜けるともうすぐ6合目です。石積みの階段を登ると雲海荘跡です。5合目からここまでの所要時間はだいたい40分ぐらいです。


5合目より富士を眺める

落石よけシェルター
 

 

六合目〜

 六合目は安全指導センターがあります。 安全指導センターではチラシを配っています。このチラシは地図も載っているのでなくさないようにしましょう。ここにトイレがあります。


 六合目からはジグザグの道を登っていきます。左に見える道は下山道で明日降りてくる道です。 ここからは砂利道になりますが、やはりここでも歩くときは山側です。

 このあたりから疲れ始める人が多くなってきます。そんなときは上をちょっと見渡して気分転換をしてみましょう。これから行く道が見えます。 一番上に見える小屋は本8合目で今日の目的地の太子館よりも上にあるので今日は行きません。 肝心の太子舘はここら辺からでは見えません。

 登っていると左に別の道が見えますが、これは上の小屋に荷揚げするときにブルドーザーが通る道です。
 途中段差の大きい階段を上りながら穴小屋から1時間ほど歩くと「花小屋」の文字が見えてきます。これが7合目最初の小屋です。 ですが花小屋手前に岩場があるので注意して歩いてください。両脇に鎖がありますがこれはいわばガードレールです。鎖を繋いでいる柱はしっかりと刺さっているわけではありません。ところどころ抜ける柱もあるのでつかまらないようにしましょう。


安全指導センター

穴小屋
 

七合目〜

 7合目に付いたら休憩です。ちょっと下を見ると自分達が登ってきたジグザグ道が見え、6合目穴小屋がはるか下に見えます。

7合目は小屋が7つあります。1番目の小屋が花小屋、2番目の小屋が日の出館、 3番目の小屋が7合目トモエ館、4番目の小屋が鎌岩館、鎌岩館の下に救護所、 5番目の小屋が富士一館、6番目の小屋が鳥居荘、7番目の小屋が東洋館、小屋と小屋との所要時間は だいたい5分から10分程度です。

7合目からは道は岩場になります。やはりここでも歩くときは鎖につかまらないようにしましょう。(鎖が抜ける場所があったり、バラ線が巻いてあったりします。) なれない岩場を登っていると疲れてきますが、このときほとんどの方が疲れています。 自分だけではないので気を落とさずに頑張って歩きましょう。

小屋が隣接して立っており、すべての小屋で休むとキリがないので通過する小屋もあります。 休みたいでしょうがひとりで休むと迷子になってしまうので小屋のベンチで休まないようにしましょう。

花小屋から東洋館までだいたい1時間程度です。下を見ると今まで通過してきた小屋が見えます。 東洋館をこえたところでで初めて太子舘が見えてきます。太子舘までの所要時間はここから大体40分ぐらいです。 それまでずっと岩場が続きますが、しばらく登ると太子舘がはっきりと見えてきます。 そして最後の休憩をとって階段を上れば太子舘です。階段を上り終わったところに太子舘の看板があります。

すでに歩き始めてから休憩を入れて4時間、最後の階段はきついですががんばって登ればきょうはここで終わりです。

花小屋

7合目トモエ館

鎌岩館
 

五合目〜

 太子舘に全員到着したら番頭から小屋での諸注意を聞いた後、順に館内に入ります。寝床で荷物の整理をして、一息ついた後、「夕食つきのツアーのお客様」は広間で夕食になります。そうでないツアーはそのまま就寝です。

 次の日の起床時間はだいたい夜の0時ぐらいで、もちろん真っ暗です。外に出ると真夏といえども寒いので着れるものはすべて着て外に出るようにしましょう

 もし体調が悪くなったなどの理由でもう登らない人は、太子舘でご来光を見た後、下山道入口まで番頭が案内するので、5合目まで各自で降りることになります。


太子舘

広間にて夕食

寝床
 

太子館〜

 太子館のわきの広場の集合場所に全員集まったら、諸注意と行程を確認して出発です。 太子館から蓬莱館までの10分ほどは岩場ですがそれからは砂利道になります。 ですが道は暗く広くはないので注意して山側を歩きましょう。
亀岩の脇を通り、途中休憩しながら上の明るい白雲荘を目指します。 白雲荘から5分ほどの元祖室も8合目の小屋で、次は本8合目になります。

本8合目まで2時間程度かかりますがだんだん道が狭くなってくるので注意して歩きましょう。 本八合目は小屋が4軒並んで建っており富士山ホテル別館、細い道を抜けて富士山ホテル本館、階段を上って8合目トモエ館、そして江戸屋になります。
ここでは最後のトイレ休憩になるので用のある方は非常に混んでいますので早めに済ませてください。

蓬莱館

8合目トモエ館
 

本八合目〜

  いよいよ頂上に登っていきます。 道は先程からような砂利道になりますが整備されてはおらず、疲労もピークに達しているので 気をつけて歩きましょう。
歩いて20分ほどのところに8合5勺の御来光館があります。 ここらへんから左にあとで降りてくる下山道が見えます。 さらに40分ほど歩くと9合目の鳥居に着きます。その上には9合目の焼印所跡もあります。

 このあたりから非常に混雑してきて、上を見ても下を見ても行列ができています。 そこから30分ほどで最後の岩場が出てきます。 このころになってくると後ろの空が明るくなってきます。 最後の岩場は30分ほどかかりますがこれが最後なので頑張って歩きましょう。
ここは道がきつくつい休みたくなってしまいますが、ここで休み道をふさぐことによって混雑の原因になってしまいます。 そのような時は端によって道を譲るようにしましょう。 岩場から階段になったらもう頂上です。鳥居をくぐって左に曲がれば頂上を示す石碑が建っています。


御来光館

岩場

山頂鳥居
 

五合目〜

 頂上は手前から奥の下山口に向かって久須志神社、山口屋支店、扇屋、東京屋、山口屋本店と並んでいます。 頂上についたとたん体が冷えてくるので小屋の中で何か温かいものでの飲んで待っていると日の出になります。

 日の出の頃になると周りも明るくなり眼下には左に河口湖、右に山中湖も見えてきます。
日の出後まもなく集合時間となり、今まで小屋の中で休んでいた人がいっせいに動き出すので、 お手洗い、買い物は日の出前に済ませておいたほうが限られた自由時間を有効に使うのに効果的です。

 無事にご来光を見て全員集合したらいよいよ下山です。 下山は上りとは違う道を下りていきます。


久須志神社

山中湖
 

五合目〜

 下山はひたすらジグザグ道を下りていきます。30分ほど降りると本8合目に着きます。 この先の下山道は小屋もないので、水や食べ物を買う場合はここが最後になります。

 本8合目から10分ほど降りると胸突き江戸屋脇の分岐点になります。 ここではかならず左の「河口湖」「山梨県」「スバルライン」などと書かれているほうに降りましょう。
この分岐点を過ぎるといよいよ下山も今までのような砂利ではなく石がゴロゴロした道になり 歩きにくく、頂上を踏んだせいか気が抜けやすく転倒による捻挫や骨折の事故が多発しています。 また谷側を歩いて落石を落として下の人に怪我をさせてしまうという事故も多発しています。 気をつけて歩きましょう。

 そうして分岐から1時間ほど歩くと緊急避難所に着きます。 ここが大体7合目と8合目の間ぐらいです。 ここからさらに1時間ほど歩くと7合目の環境省のトイレに着きます。ここのトイレは混んでいますので、よほどトイレに行きたい方がいない限り通過するガイドが多いようです。ここのトイレで今までのようなジグザグ道は終わりになりあとはまっすぐ 6合目に降りていくだけです。
途中3箇所シェルターがありますが、この近辺は落石が多いので外を歩かず必ずこの中を通るようにしましょう。トイレから馬返しを通って30分程歩くと6合目穴小屋に着きます。

 6合目から昨日登った道を下りていきます。シェルターを通り、20分ほど下ってから 最後の登りになります。ここから最後の登りですが最後気を抜くと、この付近で迷子になる人もいるので気を抜かず最後まで歩きましょう。 20分ほど登り人の気配がしてきたらもう5合目です。

 5合目からの帰りは、ほとんどのツアーが途中温泉に入るようです。 温泉に入って昨日今日の疲れを落として帰ってください。


緊急避難所

シェルター

五合目
 
 

〜富士登山のツアーを企画している旅行会社のご案内〜

 ここでは太子舘で宿泊するガイド付きツアー(ツアーによって宿泊する小屋が異なる場合があります)を企画している主なツアー会社を紹介してます。ここに掲載されているツアー会社以外にもさまざまなツアーが企画されています。自分にあったツアーをお選びください。

はとバス
http://www.hatobus.co.jp/search/fuji

東京にある旅行代理店です。関東の方は参考にしてください。はとバス定期観光バスの情報及び一部の主催旅行コースの情報が掲載されています。

神姫バス


関西圏の旅行会社です。姫路から京都までを出発地とする富士登山ツアーが掲載されています。


〜個人グループでガイドを手配する場合〜

 太子舘に宿泊されるお客様には、個人のグループの方でも登山ガイドを手配することが出来ます。

 詳しくは太子舘まで電話でお問い合わせ下さい(0555-22-1947)。
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