山麓探偵団通信
編集・発行 = 「山麓探偵団」事務局 樋口 裕峯
【2001年】 【2002年】
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五月の活動報告
まぼろしの滝を探して
五月九日(木)・十一日(土)は、「まぼしの滝を探して」というテーマで探偵団活動を行った。
しかし、十一日(土)は、あいにくの天候で残念ながら中止した。
九日(木)も、麓は霧混じりの曇りだったが、五合目周辺は山頂まで見える天気だった。
昨年は、時期的にも条件が予定日と会わず「まぼろしの滝」を見ることができなかった。
一昨年も、四方が濃い霧の中という主催者泣かせの気象条件で、目的地に行っても枯沢となっていて参加者をガッカリさせるのではないかとヤキモキしたが、突然霧が晴れ、山頂までがスッキリ姿を現し、遠方から雪解け水が沢を流れ落ちる瞬間を見ることができた。
このように「まぼろし」という名どおりの季節限定の探偵団活動である。
果たして今回の探偵団では、その「滝」を発見することができたのだろうか?
参加者団員の報告をご紹介します。
団員レポート
お蔭様で 幻の滝も見る事が出来 見ている間に水量が増え 水音が聞こえてきました。
崖の上から落ちて来る滝の下を歩き 滝のしぶきにもあたりました。
大沢崩れでは 雄大な景色に息を呑むようでした。
霧が沸いて来て 山の崩れる音が霧の向こうから聞こえてくるのを息を潜めて聞きました。
小鳥も ホシガラス ルリビタキ コガラ ヒガラ ゴジュウカラ 等にも会えました。
カラマツのかわいい花に感激もしました。
朝の「今日は雨か」とがっかりしたのとは違い 富士山の上は霧の上 楽しい山歩きが出来ました。
登ったり下りたり 崖っぷちの道を歩いたり スリル満点なこともあったけど とても面白かったです。【Mさん】
団員活動報告
大沢崩れは、二度ほど挑戦しているのですが、二度とも途中で引き返しており、今度こそと思っていたので、とても残念でした。
実は、十日(金)は、友人三人と私、皆会社を休んで、朝から山中湖に来ていました(解雇が心配ですね)。現在は会社は違うのですが、十年以上前に仕事を一緒にしたことのある仲間です。
十日は、午前中に富士風穴とブナ林に連れて行き、午後はマンション(の外)でダッチ・オーブンでの料理を楽しみました。
(ダッチ・オーブンは、この前の千春さんのところで食べさせていただいたワイルドな料理、その味と醍醐味?が忘れられず、すぐに買ったものです。今回は二回目の挑戦でした)
十一日(土)は、雨が止んでいたので、樋口さん、伊藤さんのアドバイスに従い、須走りの幻の滝へ行ってきました。須走りの下は雨模様で、これでは無理かなと思ったのですが、五合目に出たとたん、霧が晴れ、目の前に富士山が姿を現し、とても感激でした。幻の滝も見ることができ、他の三人も喜んでおりました。
今回は残念でしたが、またの機会があればよろしくお願いします。 以上
追伸:富士風穴に行ったところ、観光バス四台が路上に止まっており、中学生が百名以上、修学旅行で立ち寄り、富士風穴自然観察?をしていました。金曜なので誰もいないと思っていたので、びっくり仰天でした。ガイドは「ホールアース自然学校」でした。
また、幻の滝にも、二十数名のおじさん、おばさんのグループが来ていました。ここは山小屋も積極的に紹介しているので、完全な観光地になったようですね。【Yさん】
六月活動参加者募集
「新緑の樹海を訪ねて」
テーマ:樹海にはもう何度も尋ねいてますが、その度に新しい発見や、森に包まれる楽しみを味わいます。
今回も、新緑の樹海の新しい場所を伊藤さんが案内してくれます
担当団長:伊藤浩美さん
活動日:六月十三日(木)・十五日(土)
集合時間:朝九時半(朝食を済ませて)
集合場所:鳴沢「道の駅」
(不明な方は事務局にお問い合わせを)
参加費:二五〇〇円(保険代含)
持物:お弁当、雨具、双眼鏡、筆記用具
服装:トレッキングシューズ又はそれに
順ずる履物、軍手、帽子など
(携帯用の図鑑などあると参考になりますね)
〆切:十三日は十一日、十五日は十三日