五合目からの発見 ( まぼろしの滝を探そう)

< レポート(その2) >

(略)
雪どけ水が固い岩場の所だけ染み込ことが出来ずこの時期限って川や滝になる。
今回は、初め水の流れすらなかったものが、山の上の方に少し陽が(たぶん)あたった為偶然”流れはじめ”を発見することができました。[その流れを目にした時、私の頭の中にはスメタナの”モルダウ”の旋律が流れはじめました」 小さなひとしずくが水たまりとなり、そのたまりがあふれて流れ出し、さらに多くのしずくを集めせせらぎに滝に川になるのを目の当たりにした訳で、感動が胸いっぱいになりました。
”この時期”に限られているはずなのに、その”川”の岩や石は丸くかどがけずられて、どれだけの年月が流れているのだろう。どれだけの”しずく”がその上を通っていったのだろう(略)


晴れていればこんな光景も・・・
富士山颪のために
風下に枝の方向を一定した落葉松

霧の中でフォローレクチャー

朝のミニレクチャーで、伊藤団長から
「富士山の季節限定のもの」を当てて下さいと言われたときは、一体何だろうり思いをめぐらせてしまいました。
それが、今だから見られる「まぼろしの滝」とのこと。半信半疑で現地へ行きましたが、目の前に創造さへできなかった滝を発見し、本当に驚きました。
(略)
今回の体験を、団員のみなさんと共有し、また自身の宝物として私の引き出しにしまっておこうと思います。
どこかのビールの宣伝にも似た、「季節限定、いまだから見られる ”まぼろしの滝” というお話しを聞いて、第二回目の団長の「ここはいつも大げさな表現をする」という言葉を思い出しました。
(略)
滝そのものはどこにでもある沢の滝ですが、火山礫で覆われた富士山の山麓に滝があり、それも気温の変化とともに消滅と出現を繰り返す自然の面白さを発見、たいへん得難い体験をすることが出来ました。今回も「大げさな表現」という言葉は帳消しにしたいと思います。(略)
ミステリアスな一日、まぼろしの滝が幻で終らず、でもやっぱり ”まぼそしの滝” だったと改めて納得の一日でした。
あさの伊藤さんのミニレクチャー、「ファーブル昆虫記」をワクワク読んだ子どもの頃を思い出し、続きをまだまだ伺ってみたかった。
(略)
自然ってすごいと改めて感動。こんな天気、自分たちだけだったら出かけるのをあきらめていたはず。探偵団のみなさに感謝。(略)
(略)
しくみを考えれば単純ではあるが、初めての経験は、大きな感激を伴った。(略)
(略)
視界が悪い代わり、耳と体に感じる空気に何かを求めていて滝の音が・・・・・
滝を見るとどこから雪が溶けているのだろうと思い、上へ上へと足が運びました。
いろいろな発見、かわいいトラブルなどがありとても面白い一日でした。

”まぼろしの滝”を案内でき、ホッとくつろぐ
伊藤担当団長(左)と世話人

(略)
でも今回一番嬉しかったことは、まぼろしの滝で終ってしまうと思われた滝がジワジワと流れ出すまでの過程をじっくりと見ることが出来たということです。
一瞬の晴間に見えた富士の山と滝を作り出す山々の様子が、私の中では現実だったのかそれとも、やっぱりまぼろしだったのか、そんな気持ちが今も続いています。
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