山麓探偵団通信 

編集・発行 = 「山麓探偵団」事務局 樋口 裕峯

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富士山の水シリーズ T 
霧の森に浮かび上がるフジザクラ
(コウモリとも出会ったぞ!

4月19日(木)と22日(土)の活動は、「富士山の水シリーズT」だった。富士山に降った雪やはスコリヤの地肌にしみこみ、一説には百年たって麓に湧き出してくるという。
今回は、樹海に隣接する林の中にある湧水を訪ねた。途中林道ではフジザクラ亜可憐に咲いている。
しかし、水源の近くというのに雑誌や織物用の糸など明らかに地元のものと思われるゴミが散乱しているのは残念である。
そして、貴重な湧水といいながらも、全く風情のないエンビのパイプが何故かもの悲しい。
「富士山を世界遺産に!」とか、「急登山道の復活」等と掛け声は立派だが、そのすぐ裏の現実を直視したい。
でも、午後の「雁の穴」周辺の林や洞窟群、溶岩樹型はとても魅力的だった。
一見何でもない所に思わぬ発見や驚きがある。それが富士山の魅力である。

§  §  §
 19日(木)は、3時から「環境科学研究所」で鈴木浩司さんのアメリカでの「鶴の生態研究の報告」が行われ、スライドを用いて興味あるお話を〕伺った。
 また、その動機も今の若い方々への認識を新にさせられた。日本では「熊の生態調査」などをするのだそうです。
 いずれ、その報告を〕伺えるのを楽しみに」していたい。
 ミニレクは「野鳥の巣づくり」で、「巣は子育ての為だけのもの」である。いつもながら伊藤さんの擬人化した話しに、身につまされた団員もきっといたはず?


実地踏査 参加団員の声

初参加の若夫婦団員  
 
(夫)

 朝から小雨がぱらつき霧が立ち込める中、夫婦そろって初参加しました。(略)最初に団長が言ったようにゆっくりといつもと違う目線で見てみると、沢山の面白い発見がありました。
特に印象的だったのが羊の顔(胡桃の木の冬芽)です。洞窟では、ぶらさがって休んでいる小さなコウモリ達に出会えたり、もう今シーズンは見られないなあと思っていた氷筍を見れたりと、貴重な体験をすることができました。
しゃがんでみたり、見上げてみたり、立ち止まって目を凝らしてみると「あっ!こんなところにこんなものが!?」の連続でした。   
今回体験できたことをいつか誰かに伝えたいなぁと思います。

(その妻)

初めての参加で前日からワクワクしていました。ただ天気は悪くなりそうだったので「もしかしたら中止になっちゃうかなぁ」などと心配もしたのですが、それは余計だったようです。
通常のハイキングだったら「本日中止!」にもなりかねないけれど、さすが山麓探偵団!こういう日こそ探偵日和とばかりに森の中へ・・・
霧の中を歩くなんてなかなか体験できないし、探偵気分も盛り上がっていきました。
森の様子をあんなにゆっくりと体験したのは始めてです。山には登ったりするけど、景色全体を楽しむことはあっても一つ一つの樹を探したり、立ち止まって草を見たり・・・ということは無かったので発見の全てが新鮮ですごく面白かったです!
あんなに色々な発見があるとは思っていませんでした。
団長はじめ団員の皆さんの目の付け所の鋭さには驚かされました。


「あみんの森」でリスの緊急お引越し
玄関脇の杉の木に、実はリスの巣がありました。ところがカラスか何かの攻撃に遭い、産座用の巣材が落ち散乱していました。
その日の夕方、森の枝々をせわしくリスが走り回ります。伊藤さんが「アッ何か咥えている!」と叫び、双眼鏡を覗くと・・・
何となんと、生まれたばかりの子リスを咥えているではありませんか! 

本年度後半の予定決まる

 8月もあっという間に過ぎ、団員の皆様もそれぞれ楽しい夏休みを過ごしたことでしょう。探偵団の八月活動は夏休みで、そのかわり「自由研究」をお願いしていました。早速団員の「自由研究レポト」が届いています。(まだの方はお送りください)

山中湖は、旧盆を過ぎると秋風がたち、全国的に猛暑だった今年の夏もこれで終わりかとホッとします。これからは「山麓探偵団」の季節です。

九月からの「活動予定」も決まり、いよいよ後半戦になります。

 七月活動報告
 「富士に舞う雨ツバメ」

 7月12日と15日に行われた活動は、富士に舞う雨ツバメの姿とその生息環境を訪ねた。
 雨ツバメは、南方からの渡り鳥で一生涯空中を飛び続けて過ごす。餌を捕るときも眠るときも空中。
 しかし、子育ての時だけ、断崖の岩陰に巣を作り子育てをする。
 巣づくりや餌運びに飛び交う雨ツバメの姿や羽音は、まるでブーメランのようだ。
 その姿を発見し、その飛び交う空間を訪ねて、富士山最大の火口である宝永火口へと足を運んだ。
 よく「見ると聞くとは大違い」というが、この火口の淵に立った団員は何を感じたのだろうか?
 「山麓探偵団」を運営していての醍醐味は、富士山の実際を体験し、発見し、その感動を共感し合う時だ。
 しかも、あの人がこんな風に感じるのだと改めて団員の感性を発見する時はなおさらだ。
 今回の活動は、その意味で実に多くのことを学んだ。

◇ 「団員レポート」  

富士の底力は、めまいを起こさせるほど衝撃的でした。
 その光景を目にした人は必ずや富士に尊厳をもって接することでしょう。
 また、伊藤さんが火口の底まで降りていって、人間がこの自然に比べていかに小さいかを身をもって教えてくれた事に感謝。そして同行の皆様にも感謝です。 山中湖村 

私は以前より毎年山中湖には来ていますが、いつも1ヶ月足らずで、2〜3ヶ月滞在するようになって2,3年のことです。
 避暑だけでもありがたいことですが、更に何かをすることがあれば一層楽しくなります。
 こんな皆様の活動に参加させて頂くようになったことを嬉しく思っています。
 初めての宝永山はすばらしい景観でした。
 その途中でゆっくり観察した雨ツバメの巣に入る瞬間、巣から出て群れを成して飛翔する雨ツバメの力強さに感心し、飛び続けるのは空中で餌を捕るためとの事。雨ツバメの不思議な習性に驚く。
 宝永山の谷間にも雨ツバメを見たが、彼らは富士の谷間を活用するのだろうか。
 **は、湿地帯に育つものかと思っていたが、富士の**は乾燥した土地に生えているのも一つの発見でした。 私は五月に心臓のバイパス手術をして目下静養中なので、宝永山行きは皆様に迷惑をかけはしないかと思ったのですが、無事に皆様と行動を共にすることができました。これは私にとってとても嬉しいことでした。          横浜  

富士山に登ったのは初めてです。
岩場、空中に舞う雨ツバメに見とれ、また、高山植物のグンナイフウロも学び、団長が豆粒に見えた宝永火口の雄大さにも感動し、楽々の行程で非常に楽しい一日でありました。
次回の活動も楽しみにしております。       山中湖村 

本当に会えるのかな?雨ツバメ・・・と思っていましたが、岩場の巣に時々入りながら群れを成してブーメランのように素早く飛びまわるツバメ達に感激!
しばらくそこにたたずんで、シュッ!シュッ!とすごいスピード感の音まで聞かせてくれて迫力満点でした。
 そして、昼からの宝永火口までの道がアッと開けてものすごい絶景!
 雄大なスケールの富士を目の当たりにして、本当に何も言うことはありませんでした。
 富士山の新五合目も歩くことができ、思いがけない体験と成り楽しい非常に印象に残る絶景でした。
 お陰でこんな豊かな体験ができました。山中湖村  さん

◇◇  ◇◇  ◇◇




蓑田尚美 団員
8月23日は山麓探偵団は自由研究でしたよね。
及川さん達と樹海を歩いて自由研究をしてきました。
地図を作り、樹木を書き込み、見た植物を其の都度書き入れています。
6月、7月、8月と今年はもう三回同じところを歩いています。
同じ所を繰り返し歩く事により、いろいろと見えてくるものがあります。季節の変化を感じとても楽しいです。
樹海の中の道沿いには今ホツツジが咲いています。まだ色づいてはいませんがいろいろな実がなっています。  ―植物名 略―
などの木々に実が着いています。

草原には秋の花が咲きとても美しいです。 
 ―植物名 略―

まだ沢山の種類が咲いています。
短い距離の調査ですが、見れば見るほど見えてきて、時間がかかって最後には駆け足で戻ってくるようです。

おばさん達が樹海を歩いていると、通りかかった人に心配されてしまいますが、知っている所だけ歩き、伊藤さんにも言われたように、樹海の中には立ち入らないように道から外れないに歩いています。〔eメールにて報告〕



◎ 本年度後半の予定 ◎

10月18日(木)20日(土)
五合目の紅葉担当団長=加藤信子 さん
11月8日(木)10日(土)
秋の色づきを描く 担当団長=木村 修 さん
12月13日(木)15日(土)
もう一つのパノラマ台担当団長=伊藤浩美 さん


トピックス

     円高にショック!  大統領からの感謝状もなく・・・

 15日の活動時、道に迷い下山した米国の兵隊さんをゲットした。
 甲府に帰る団員のN氏が富士吉田駅まで案内。ところが所持金はドル紙幣。親切な氏は早速一j百二十五円で換金。現在円高中!エエンダカ?